「メテオアサルト!」 この一撃で取り巻きのホードを蹴散らす。 あとはあの化け物一体だけだ。 ここからが本番…! 「来い、化け物!」 挑発してやると奴は大口開けてこちらに向かってくる。 でかいくせに結構すばやいんだな、あの化け物。 まぁ、すばやさならこっちも負けてないけどな! 奴の攻撃をかわして後ろに回りこんでやる。 急に目標が視界から消えたので、奴は岩にがっちりと噛み付いていた。 奴の唾液は強酸性なのか、岩を一瞬で溶かしてしまった。 それを見てぞっとする…。 バフォジュニアが、『フリオニに舐められると長生きする』とか言ってたっけ。 長生きどころか…あんなので舐められたら即オダブツだな…。 でも…今なら奴との距離も離れている。 奴が再びこちらに向かってくる前に…一気に決める! 「ソウル…ブレイカー!」 強力な一撃に奴は少し怯んだ。 その隙に何度もソウルブレイカーを撃ち込む。 そしてとうとう奴は後ろに倒れこんだ。 「依頼完了」 ぽつりと呟く。 そう、今回の依頼は砂漠に出る怪物の退治だ。 アサシンギルドのマスター曰く、『魔物も倒せないようでは暗殺行為など出来ないだろう』と試練を与えたのだった。 これでやっとあの頭固そうな爺さんも認めてくれるだろうな。 さて、帰ったら何をしよう…。 そんな事を考えながら歩いていると、ふとあたりが暗くなる。 「砂漠なのに雨…なわけない!」 振り返ると倒したと思われていたフリオニがいた。 まだ完全に倒しきっていなかったらしい。 あわてて武器を取り出すものの間に合わなかった。 奴の舌に舐められてしまった…。 「ぐぁああああああああああああああぁぁ!!」 全身に焼け付くような痛み…。 当たり前だ…今ので皮膚のほとんどが溶かされたのだから…。 奴はのしかかってきて何度も舐めまわしてくる。 その度に体が溶かされていく…。 皮膚も、内臓も、骨もどんどん溶かされて…。 「…ちくしょう……」 …それが…最後の言葉になってしまったのだ……。