ドゥン・・・とサスカッチが倒れる。 「ふぅ、これで150体目だよ」 困ったように♂ブラックスミスがため息をつく。 彼は頭装備を集めていたのだった。 すでにポリン帽は手に入っている。 後はパンダ帽でここを離れる事が出来る。 だがなかなか出ないもので彼はずっとここでサスカッチを狩り続けているのだった。 「そろそろ諦めようかな…」 もし彼がいるところがポリン島や玩具工場1Fなら出るまでねばるのだが ルティエフィールドにはハティという強力なモンスターが出るというので 彼は一回帰ることにした。 「あと2〜3匹狩ったら帰ろう」 しかし、すぐにこの考えは間違っていた事に気付くのであった。 「よし!もう帰るか…」 持っていたツーハンドアックスをカートにしまい、彼は引き返した。 少し戻った時、帰り道に氷のような大きな狼が…いた。 「う…うそだろ……なんであんな所にいるんだ…」 運が悪い事に蝶の羽は尽きていた。 とりあえず逃げる事にしようとして走り出そうとするが…。 「あ…足が動かない!?」 視線を移すとすでに足は凍り付いていた。 動けないBSに向かってゆっくりとハティは迫ってくる。 「そんな…やめろ…来るなっ来るなーーー」 ハティは彼の両脚をかみ砕いた。 凍らせられていた為痛みはないもののこれで完全に逃げる事は出来なくなってしまった。 「こんな…こんな事になるならさっさと帰っておけば…」 今更後悔しても遅い事は彼にもわかっていた。 「ただ黙って食い殺されるのは嫌だ…」 彼は斧を持ち直し、ハティの顔面に叩きつけた。 それが彼の最後の抵抗となったのだった。 その攻撃によりハティは激怒し、彼の胸元を引き裂いた。 「ぐ…ああああああああああああああ!」 傷口が凍りつき、血はあまり出ないものの苦痛はかなりのものだ。 ぱっくりと開いた腹の傷にハティベベ達が彼の内臓を銜え引きずり出し貪り食いだした。 ハティはベベ達が食いやすくなるように彼の体を引き裂き、喰いちぎっていった。 すぐに傷口が凍りつくため彼はなかなか死ねずに苦痛だけをあじわい続けていた。 「だ…誰か……助け…て……」 肉が裂かれ、骨が砕ける音を聞きながら彼の意識は次第に薄れていった。