♂アルケミスト、狂気なる焔の野心 私はアルケミスト、巷では 「完全にBSに劣る」だの 「ホムンクルスが実装されるまでは存在価値なし」とか散々な言われようだ 「まぁ・・・低俗な奴らには言いたいように言わせておけばいいさ・・・」 実際俺みたいに屋根付きカートを引いていると見る目は変わるそうだ。 「まぁ・・・寄ってくる人間などに興味はないんだがね」 俺はミニグラスの位置を人差し指で直し、独り言を呟く。 しかし・・・ホムンクルスの製造が出来ないのは痛い。 実際、BSのような戦闘スキルは無いし、フローラもマリンスフィアーも 戦力にはならない。 しかし・・・俺には恐るべき野心がある 「ククク・・・それをこれから貴方達にお見せしようではないか」 俺は誰に言ったかは判らないが、厳重に鍵が二重も三重もかかった扉を開けた 分厚い扉がゆっくりと開いた・・・ 中からは冷たい空気が逃げ出してきた・・・ そしてそこには・・・俺のかわいいモルモット達。 「そう・・・私は個人でホムンクルスの研究をしている」 またもミニグラスの位置を直す。 すまんな、これは学生時代からついた癖なのでしょうがないんでね。 ・・・話が脱線してしまったな・・・すまない アルケミストの指が指したそこには・・・数々の磔があった 数にして10体ほどの標本、手首などに鋲を打たれ、流血はそのまま、臓物を抉り取られたような標本。 しかしまだ生きているようだ・・・ ・・・まぁ虫の息で生かされているような感じだ。 「彼女達はBOT・・・そう・・・巷を揺るがす、心を悪魔に売った人形たちです」 BOT・・・彼等はそう呼ばれている。 悪魔に魂を売った代わりに力を手にし、目に光を佐宿さないまま狩りを続ける 周りから見たら明らかに違うオーラがでている 神が来てそして存在を消去してしまうという 一度だけその光景を見たことがある、忽然と現れ、少しだけ確認し 光とともに・・・人形と共に消えていった またどうでもいい話をしてしまった・・・ この人形達はゲフェンの左にあるコボルドが多く生息する所で採取してきたものだ 私がフローラを召喚すると、このフローラに反応し彼女たちがこのフローラを叩きにくる。 そこで私が後ろに回り、薬で眠らせてラボへ連行する・・・という感じだ ちなみに・・・男が寄ってくる場合、放置だ・・・ ほら・・・先ほどコボルドが溜まっていた場所に男の人形が突っ込む たちまち彼は細切れにされ、辺りは血の海だ。 下賎なる者・・・女性であるからこそ美しいのであって、男など汚らわしい ・・・今度は別の人形が寄ってくる・・・今度は女だ、職業は・・・ローグのようだ・・・ このフローラがルアーとは知らずに・・・馬鹿な女だ しかしこいつは好みのタイプではない、フローラに合図しそいつを食うように命じる。 その人形は手負いだったのか、フローラに上半身を持っていかれた。 フローラは美味しそうに肉を食っている、フローラの前には下半身だけの人形が膝をついていた。 血が霧のように噴射し、あたりにはびちゃびちゃと内臓やらが飛散した。 そして私が気に入ったのが彼女たちだ、前の9体は失敗してしまった 元々並大抵の事ではない、成功確立なんでほぼ0なのだから。 私は改めてラボの床を見る。 辺りには臓器などが散乱している、この腐臭も私にとっては狂気を駆り立てる1つの道具なのだ。 ホムンクルスは数々の手練の錬金術師が実験してきたが、成功した例はまだない。 まさに未踏の開拓地なのだ 主人は複数のBOTを飼う場合もあるらしい、しかし、引き取りに行こうとすると ばれてしまうので、引き取りにくる例はない。 「フン・・・貴方の『ご主人様』はまだ貴方を助けにこないようですね」 「ゴシュジンサマヲ…ワルクイワナイデ…」 ボソッと小さな声で騎士が呟く。 私は、その頬を引っ叩く バシッ!! 「フン・・・悪魔に魂を売ったものが何を言うのです?」 私は完全に騎士を見下す。 頬を叩かれた騎士の、振り向いた切ない目に私の心はドキッとした ・・・恥ずかしい事に、私の陰茎は硬直している。 こんな自動人形に劣情を乱すとは・・・私も修行が足りないようだ 「まぁこれから貴方は私の手によって素晴らしい存在になれるのですから・・フフ・・アハハハ!!」 そして・・・実験は始まった・・・ 今回のモルモットはこの騎士だ。 麻酔で眠らせ、台の上に優しく置く。 そこで透かさず四肢に鋲を打ちこむ、当然のように血が流れ出す。 騎士は痛みなど感じないかのように まず皮膚を切り裂き、臓器などを取り出す。 いろいろ試した・・・臓器を詰め戻したりして、かなり長い時間が経過した。 一応できることは全てした。 血塗れのメスなどを台に置き、あとはポッドに眠らせて、時を待つ 次の日 私は眠れなかった、ポッドの傍により、静かに時を待った 明らかにこれまでとは別の感じがする、成功したのかは判らないが、出応えはあった あと4時間・・・ あと3時間・・・もどかしい・・・ あと1時間・・・・・・・・・・・ あと1分・・・・・・ そして時は来た。 私はポッドを開けた・・・そうしたら、中から彼女が飛び出してきた。 「ご主人様・・・ご主人様・・・」 私はびっくりした、昨日の娘が一糸纏わぬ姿で動いた・・・動いている!! あれだけやったんだ、騎士としてに意識はない、「もしかしたら・・・」と思い、私は彼女に質問する 「君の主人は誰だ?」 すると彼女は答えてくれた 「私のご主人様は貴方です」 私はその瞬間、狂喜した 「フハハ!やったぞ!ついに私だけのホムンクルスの製造に成功した!今私は全錬金術師の 頂点に立ったんだ!!ハハハハ!!」 「そうだ・・・名前をつけよう・・元騎士だから君は今日から『ナイト』だ」 「『ナイト』・・・ご主人様、有り難う御座います。」 冷静沈着な彼女を私は抱きしめた。 「私の・・・私の可愛いナイトよ・・・」 「ご主人様」 ホムンクルスの恥ずかしそうに主人を抱きしめた。 「私を受け止めてくれるかい?ナイト」 「もちろんです、ご主人様。」 私はズボンから硬くなった陰茎を取り出す 昨日は硬直したまま耐えていたので、かなり性欲が貯まっていた。 ムラムラしていたから眠れなかったのかもしれない。 そして彼女の顔に押し当てる。 「さぁ・・・舐めてごらん。」 少し恥ずかしそうにしているが、その顔すらもそそる。 「美味しいかい?」 「はい・・・美味しいです・・ご主人様」 少々ぎこちないが気持ちいい、直ぐに射精してしまいそうだ。 そして彼女は私の睾丸を揉み始めた。 「くっ・・・上手いっ!」 私も負けじと彼女の胸を揉む。 そこには生々しい臓器を取り出したときの傷跡があった、だが数日すれば消える。 ナイトも気持ちそさそうに喘ぎ声を上げる。 「うっ・・・限界だ・・・出るぞ・・ナイトっ!!」 それでも彼女は舌の動きを止めない。 「・・・っ!!」 私は彼女の口に射精した・・・かなりの量だ。 そしてナイトはそれを全て飲み干す。 「美味しいです、ご主人様」 気分は・・・最高だ ・・・まだムラムラする このまま彼女に挿入れたかったが、彼女は処女のままで留めておこう・・・と思った。 楽しみとは後に取っておくものなのだ。 「愛しいナイトよ、これからは私を呼ぶときはご主人様でなくていい・・・ これからは私の本名セクレト=レイヴァンスからセクレトと呼んでくれないか?」 陰茎をしまいながら私は言った。 「判りました、セクレト様。」 最高に気持ちいい。高揚している。 その日、全世界にホムンクルス製造成功のニュースが駆け巡った。 気分は・・・最高だ 終