wiz娘の受難6 復讐  −前回までのあらすじ− 主人公であるWIZ娘は、スティングに孕まされ、助けを求めた騎士PTには弄ばれ、 拉致先のアジトでは麻酔を使わず腹を切り開かれ、騎士PTのギルドマスターに強姦(?)される。と散々な目に遭った。 一夜明けて、WIZ娘逃走の連絡を受けた騎士は眠い目を擦りながらアジトに向う。 既に仲間が殺されている事も知らずに。  俺は♂騎士だw 世間では俗にVIT騎士と呼ばれ、そのタフさから肉壁としてPT狩りにGvGにと大活躍をしているw 「朝っぱらから呼び出しかよ? まじUZEEEEE!!!」 少し寝坊してしまった俺は今、ギルドアジト(PvPアルベルタ・大豪邸)に向っている。 ギルマスからの一報によると昨夜のWIZ娘が逃げ出したそうだ。 「ギルマス何やってんだよwwwうぇっww」 まぁ、アジトから逃げ出した所で、あの模造都市からは脱出できないんだがな。俺達以外はw 慌てる必要は無い。主人公は最後に現れるものと昔から相場が決まっているw それに相手は可愛い子猫一匹だ。捕まえたら何をして虐めてやろうか?w 昨日は♀プリの目もあり、WIZ娘を犯す事が出来なかった。 「・・・決まりだ。捕まえたら、連絡する前に犯してやるかwww」 「はっ! ギルド連絡用のエンペと特製蝶の羽、家に忘れてきちまったwWw」 まぁいいか。使う必要も無いだろう。PvP入園料の500zなんぞ、はした金だw PvPアルベルタに到着した俺は、凄まじいプレッシャー(重圧感)に襲われていた。 重くのし掛かる悪寒。はっきりと感じられる敵意。 「なんだこれは?w」 困惑する俺の前にWIZ娘が現れた。 彼女は、昨夜の破れたレオタードを身に付けていた為、陰部が丸見えだった。 「誘ってんのかよ?www」 言うが否や、俺は彼女に襲い掛かる。あっけなく押し倒されたWIZ娘は抵抗をしない。 俺は即座に腹部の甲冑の留め金を外すと、いきり立った陰茎を取り出した。 この娘に前戯など必要はない。何故なら彼女の陰部は白濁色の液体で濡れていたからだ。 「ちっ、ギルマスと穴兄弟かよ。まぁ別にいいや、今に始まった事じゃ無いしなwww」 俺は何の躊躇も無く、彼女の膣口に陰茎をぶち込む。 ずぶり。ぐっちゅぐっちゅ。 なかなかに具合が良い。俺は1分と持たず彼女の中に射精したwww だが、何か様子がおかしい。彼女の体は冷たく、まるで糸の切れた操り人形の様にだらんとしている。 「楽しめたかしら?」 「!?」 振り向くとそこには、圧倒的なオーラ(魔力)を纏ったWIZ娘が立っていた。 「こっ、こいつは一体?w」 正面を向くと、プリーストの聖衣をつけ、頭と両足の膝から先を失った肉体が俺と結合している。 見覚えのある十字架のペンダントが目に付く。俺は、この肉体がPTのプリーストの亡骸だと理解するまで十数秒を要した。 「あっあぁぁぁaaa!!!111」 なんだかよく分からないが、涙が俺の頬をつたっていた。 「あらあら。あなた、この娘が好きだったのね。死ぬ前に思いを遂げられて良かったじゃない。」 俺の体は燃えるように熱くなり、頭の中が真っ白になっていた。 「うっ、うぉぉぉぉぉぉぉおおおおおお!!!!!111」 俺は愛用の+10クワドロプル ブラッディ カタナを握り締め、WIZ娘に向って走り出した。 だが、彼女は即座にQM(クァグマイア)を詠唱し、魔法で出来た泥沼を俺の足元に発生させる。 俺は泥沼に足を取られて前に進めない。 必死に前進しようとする俺をあざ笑うかのように前後左右に氷の壁が出現する。 俺は逃げ場を失った。 WIZ娘は俺の様子を見て、にこりと微笑するとストームガストの詠唱を始めた。 彼女の周囲に膨大な魔力が集中していく。周囲の気温が急速に下がり始める。 これは万物を凍てつかせる極寒の猛吹雪を呼ぶ、大魔法とも呼称される魔導師の上位スキル。 大丈夫だ。ちゃんと対策はして来た。俺SUGEEEEEE!!! 俺の鎧は+8アンフローズン プレート。これは氷結に対し高い抵抗性を付与された魔法の鎧。高かったんだぜ?w 間もなく辺りは猛吹雪となり、何もかもが一瞬で凍りつく。 ビュゥゥゥウウォォォォ!!! 俺は極寒の地獄にいた。氷結こそ間逃れたものの、凍傷の激痛と苦しみを延々と味わっている。 「ぐぁぁあああああっ!!」 こんな事なら氷結してしまった方が楽だったかも知れない。 暫らくして、猛吹雪は収まったが大ダメージを受けた俺の体はまともに動かない。 俺は手持ちの白ポーションを飲んだ。僅かながらに体力が回復する。 何とか反撃に出ようとするが、彼女は既にJT(ユピテルサンダー)の詠唱を終え、射出体勢に入っている。 俺は咄嗟に+10クワドロプル ブラッディ パイクを渾身の力で彼女に投げつけた。 放たれた槍はWIZ娘の右腕に当たり、JTが僅かに俺の左側に逸れた。 直撃は避けたものの何て威力だ。左腕の甲冑部分が高熱で溶け、左腕が動かない。体中が痺れている。 俺は懐のポケットから残り少ない白ポーションを取り出して飲んだ。 この大怪我の前には気休め程度にしかならないが、何もしないよりはずっとマシましだ。まだ戦える。 「まだだっ、まだ終わらんyo!」 だが、そんな俺にWIZ娘は容赦なくWB(ウォーターボール)を放つ。 水の塊がまるで大砲の弾丸の様に飛んでくる。 俺の鎧は本当に鋼鉄製なのか? と疑問に思うほど、紙屑のように俺の両手両足は撃ち抜かれ、飛び散った。 俺はもう動くことも、ましてや反撃する事も出来ない。 「殺せ。」 「簡単には殺さないわ。私と同じ絶望と恐怖感を味わってもらうまではね」 WIZ娘はそう言うと再びWBを放つ。 威力をしぼられた水塊が俺の口の中に打ち込まれた。 「ごぶっ、ゴボゴボゴボゴボっ」 水圧で前歯が折れ、唇の部分に大きな穴が開き、そこに大量の水が注ぎ込まれる。 数分後に俺の腹は妊婦のようになっていた。 「がええぐえぇー(やめてくれー)ごぼごぼごぼ。」 更に水が注ぎ込まれ続ける。 ぼしゅぅぅっ。 俺の腹部はイヤな音と共に破裂し、内臓と大量の水が飛び出した。 「はがぅぁぁぁっっ! はひっ、はひゅっ、はひぃっ」 しかしまだ息がある。この時、自分がVIT騎士であった事を後悔した。 「内臓をぶちまけてるのにまだ生きてるんだね。ゴキブリみたいw」 俺はもう動けない。だが地獄の苦しみと絶望感は続く。はやく楽にしてくれ・・・。 彼女は悪魔の様に微笑むと、痙攣する俺を放置してそこから立ち去った。 「うはっwwwおkwww放置プレイwwwうぇうえっwww」 −数時間前−  俺は♂WIZ、ギルドマスターだ。 DEX型WIZと呼ばれ、脅威の詠唱速度を誇る。まぁ、言わばテクニシャンだ。 目が覚めると俺はベッドの上にいた。周囲を見まわしたがWIZ娘の姿が見えない。 しまった! だが、酷い疲れで起き上がる事すらままならない。何度も何度もWIZ娘の中に射精した疲れだろうか? 彼女の体は今までに体験した事が無いほど甘美な物だった。出来れば寵姫(ちょうき)として側に置いておきたい。 そんな事を考えていると部屋のドアが開く。 ガチャリ。 WIZ娘が部屋に入って来た。 彼女は昨夜ぬがせたレオタードとマントを身に付けている。 そのレオタードの下腹部は破れ、丸見えになった陰部からは白濁色の液体が、太ももまで垂れ流れている。 しかし、今の彼女はまるで別人のようなオーラを纏っている。 ゲフェン魔法学校時代に彼女から感じていた、忘れもしないあの圧倒的な魔力、存在感。 俺はそのプレッシャーの前に声を出す事すら出来なかった。 WIZ娘はベッドに近づくとこう言った。 「起きぬけで悪いんだけど、ギルドメンバーの騎士PTを呼び出してくれないかな?」 「WIZ娘が逃げ出したから、それを捕まえるんだ〜。とでも理由をつけてさ。」 これは罠だ。呼び出した騎士PTに報復するつもりだ。そんな要求は呑めない。 しかし、自分の意を無視するかのように体が動く。 俺はエンペリウムの破片を握りギルドチャットを始めた。 この世界では遠く離れていても、同じエンペリウムの破片を持つギルドメンバー同士で会話ができる技術がある。それがギルドチャットだ。 (昨夜の♀WIZが逃げ出した。騎士PTは至急アジトに集合してくれ・・・。) 「・・・連絡したぞ。これでいいのか?」 「うん。ありがと〜。」(/ハート) 「私を覚ましてくれて有難う。 貴方の、なかなか美味しかったわよ。」(/チュッ) そう言うと彼女は部屋を出て行った。 「?」 俺は彼女が何を言っているのか全く理解できなかった。 約一時間後、騎士PTに所属しているハンターの反応が消えた。続いてアサシン、BSの反応も消える。 そんな馬鹿な。彼等は手錬の冒険者だ。それがこうもあっさりと・・・ 暫らくして、プリーストの悲痛な叫びがエンペリウムの破片を通して聞こえる。 俺はまともに動かない体で部屋を出た。廊下を這うように進む途中、プリーストの反応も消えた。 「なんてことだ・・・。」 それから約20分後、大豪邸(アジト)の表に出ると、手足を失い内臓が飛び出した騎士が倒れていた。既に虫の息だ。 おかしい。これほどのダメージを受けた者なら自動的にPvPアルベルタ外に転送されるはずだが、何故だ? 彼女の魔力が、この模造都市に施された転送魔法さえ妨害しているのか? 激しい胸騒ぎがしていた。 そして俺は気付く。 このPvPアルベルタ全体が魔法の照準(範囲)に入っている事に。 大気が軋むような、圧迫感にも似た感触。 いつもなら爽やかな潮風が吹くこの町も今は凪の状態だ。精霊がざわめく。 メテオストーム その魔法は、太古から続く人間と魔物の大戦において絶大な威力を示した。 空の彼方より巨大な隕石を呼び寄せ、標的を壊滅させる大魔法。 だが、その過ぎたる威力は人間側にも甚大な被害をもたらした為、禁呪として封印されたと聞く。(※劇中の設定) 「・・・空が堕ちてくる。」 それが俺の辞世の句だった。 −こちらはプロンテラNEWS放送局です− 今朝9時頃、PvPアルベルタが隕石により壊滅しました。 この模造都市があった場所は現在、巨大クレーターとなっており立ち入りが禁止されています。 現場に向った王立プロンテラ騎士団は近くにいた女性を保護し事情を聞いています。 当局では女性の身元を調べるとともに・・・・              to be continued  −次回予告− 敵対ギルドを都市ごと壊滅させ復讐を果たしたWIZ娘。彼女は今、病院のベッド上にいる。 そこに現れた父親から彼女は衝撃の事実を聞くことになる。次回『過去』。来週もサービスしちゃうわよ?